説明
カルダモンとは 「カルダモン」とは、インドやインドネシア、スリランカが原産のショウガ科に属する多年草のことで、日本では「ショウズク」とも呼ばれています。 スパイスとして使われるのはカルダモンの種子で、甘くエキゾチックでありながらも清涼感のある香りと、ピリッと刺激的な辛みが特徴です。カルダモン特有のさわやかで上品な風味への評価は高く「香りの王様」、また「スパイスの女王」とも呼ばれているんですよ。 ■グリーンカルダモン 日本のスーパーなどでよく見かける品種です。個体差はありますが、薄緑色をした1cmほどのさやの中に小さく黒い種子が10〜20粒ほど入っています。この種子が清涼感のある強い香りを放つため、香りを活かしたい場合はホールを使うのがおすすめです。ちなみに、このグリーンカルダモンを二酸化硫黄で漂白した「ホワイトカルダモン」と呼ばれるものもあり、見た目がよいとされていますが日本ではほとんど流通していません。 ■ブラックカルダモン(ブラウンカルダモン) ネパールやインドなど一部の地域で栽培されている品種で、2cm以上あるさやの中に種子が約40~50粒も入っていることから「ビッグカルダモン」、グリーンカルダモンよりもスモーキーな風味を有するため「ワイルドカルダモン」と呼ばれることもあります。ホワイトカルダモンと同じく日本では希少なため、見かけることは少ないですが、インド周辺ではカレーやビリヤニなどに使われています。